
宝暦五年(1775年)創業、長野県小布施市にある酒造場“桝一市村酒造”といえば、外国人が代表取締役に就任したことで一時期話題になった。ニュースでもドキュメンタリーでも取り上げられたことは(個人的にも)記憶に新しい。原研哉氏がデザインした金属製のボトル酒「白金」でも有名(※現在は品切れ)。
写真は代表的な酒、“鴻山”、“碧い軒”、“スクウェア・ワン”、“白金”の四酒。パッケージも美しい。特に“白金”は全体を黒色で覆い、書体を同色のエンボス加工で浮き上がらせている。

“スクウェア・ワン”という名前は“枡一”の名前に由来する。この辺りの言葉の視覚化も上品で面白い。

パッケージから全て取り出すとこんな感じ。シンプルだが造形としての美しさは目を見張るものがある。

こうやってひとつだけポツンと置いても、なんだか圧倒的な存在感。こうして改めて見ると、日本伝統の文化と西洋文化が見事に融合し、にも関わらず、トラディショナルな雰囲気を損なっていないのは驚きだ。その文化をただ盲目的に守ることも大切なことかもしれないが、時代に合わせつつ、その文化が抱いてきた思想(そして理論)をリスペクトするとこうなる、というような答えがコレなのかもしれない。
※ちなみに個人的には“碧い軒”が一番おいしゅうございました。
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桝一市村酒造 / 長野県小布施町