THE PETER PRINCIPLE
- August 4, 2009
デザインやクリエイティブの業務そのものに直接関係していることではないのだけど、昨日、同僚から教えてもらった組織に関する法則、「ピーターの法則( The Peter Principle )」にかなり目から鱗だったのでリマインドのためにエントリしておく。
ピーターの法則、というのは、アメリカの教育学者ローレンス・J・ピーター( Laurence.J.Peter )によって自著の中で提唱された、組織に関する一種の原理で、かいつまんで言うと下記のような寸法。
1) デザイナーとして採用される。頑張るが新人なので無能(言葉悪いけど)。
2) 頑張った結果、優秀なデザイナーになる。
3) ADに昇進。しかしここで彼はADとしての能力は何にもない。つまり無能の人。
4) ADとして頑張り、優秀なADになる。
5) CDに昇進。しかしここで彼はCDとしての能力は何もないので再び無能になる。
ここでの肝な部分は、3と5。どんなに優秀な人間でも新しい職種に就けばただの人に陥るこの図式が、結果として組織そのものを無能化させていく、という法則なんだけど、つまり、外部から見てその組織が優秀か否か判断する材料というのは、今頑張ってる優秀な人たちの仕事ぶり、になるわけです。そして、その組織がつねに成長し続けるためには、そんな無能な人たちを増やさないこと。いや、昇進させない、ということではなくて。
ピーターの法則
http://www.kanshin.com/keyword/284828
これね、実は結構痛いとこ付いてると思うんだよね。まさにそうだ、と直感してしまった。
そういうとこない?
昔は結構もてはやされて、実際スゴイものを作っていたのに最近はトンと名前を聞かない組織。
特にウェブという業界はまだ先人たちの経験がない業界なので、先輩から即座にアドバイスとかもらう、なんて出来ないし、結局管理職になればなるほど、どんどん無能化していってしまう、という、だから他業種から人材を募ってくるわけですよ。ま、経営職レベルになればそういうことも簡単だけど、なかなかADやらCDやらってのは難しいよね。書く言う自分も誰かに薫陶を受けた、とかないもんな。なので、ADという仕事の本質をキチッと理解しているのかどうか、わりと不安。というかADとしては無能だな、自分で言うのもなんだけど(書いてて悲しくなってきた)
プロジェクトのマネジメントはできるけど、人、部下に対するマネジメントはできない、とか、ま、その逆とかね。そういうふうな人が多いんじゃないか、と。ん、問題提起というよりも、案外、的を射た事象だと思うんですよね。