市内観光を終え、長崎港ターミナルへ。ここから船に乗って目的地へ向かう。
入り江、というか港が山に囲まれているので住宅地は山に沿って上下に密集してる、どことなく海外っぽい風景。確かにこれだけ山に囲まれているのであれば、軍事拠点としては最適だったんだろうな、と実感。天然の要害。

出航してから数分。三菱の造船所。中央に見えている階層構造は造船中の船の一部。このドックでは中型船(といってもかなりデカイ)クラスまで対応しているとのこと。もう少し港から離れると、タンカークラスの超大型船のドックもある。まあ三菱万歳な感じ。No1 の o の部分の記述方法に何故かグッとくる。アンダーライン重要だよね。
五〇分くらいすると目的地が間近に見えてくる。

そう、今回の旅のゴールは軍艦島です。
いくつか島が点在しているんだけど、この島だけ確かに異様。
浜も浅瀬もなく、突然にコンクリートの壁が屹立しているまさに人工島。
この辺で途端にテンションが上がる。自分だけかと思いきや、乗ってる人全員テンション上げ上げ状態。みんな写真撮りまくり。こんな廃墟にこれだけの観光価値があるのかと冷静に思う反面、自分もその価値に踊らされてないか、とツッコミ。

上陸寸前。中心に写っているのは島唯一の神社。
軍艦島という名前は通称で、本当の名前は端島(はしま)と言います。

上陸。正面は大正五年に建てられた日本初の鉄筋コンクリートによる集合住宅「三〇号棟」。
もうボロボロ。風化の進行具合は極めて早いらしく、月ごとにそのカタチが変わるらしい。まあ海風をモロに受けてるし仕様がないといえばそうかもしれんが、何でも世界遺産に登録申請中らしく、登録されれば建物の補修と現状維持が義務付けられるらしい、まあその経費もバカにならんということで、賛否両論あるという話。
島自体は絶海の孤島というわけでもなく、長崎の野母崎(のもざき)半島が見えるし、高島というわりと大きな島も見えます。泳ぐのはちょっとムリかもしれんが、視界に本土が見えればまあ精神的には落ち着くかな、とか勝手に妄想。最盛期には東京の数倍という人口密度になり、火葬場と墓以外は全てあった、というちょっとしたコロニー。ちなみに火葬場と墓は隣りの島にあるそうです。

全景。確かに軍艦。
追記しておくと、この軍艦島上陸ツアーは毎日運行していて、午前と午後の二回あります。
予約をしてください、とのことなので、前日までに予約したほうが無難。※そうなんだけど、えらい電話が繋がりにくい。
波、天候の状態によっては行っても上陸できないケースがあるそうなので、天候には注意しましょう。
乗船券と上陸については管轄が違うのでチケットが二枚渡されます。
そんな感じで春旅終了。最終的には晴れて良かったよ、本当に。