中国の新進気鋭のデザイナーやアーティストの作品を収めた珠玉の作品集 Thunderbolt Illustration 。中国らしい繊細かつ大胆な作品の数々を見ることが出来る。トラディショナルな部分とカッティングエッジな部分が見事に融和したハイクオリティなデザインばかり。
ちょっと前にでた広告批評の中国クリエイティブ特集で、中国におけるそういう業界の実情なんかをチラ見してから、だいぶお隣の国、中国の物作りに対する認識が変わったことも確かです。Made in China に対する批判とか不安とか、そこかしこで言われているけれども、基本的な問題点というのは当人たち(少なくともクリエイターたち)は理解しているよう。
とにかく、やっぱり社会主義国家だけあって、例えば広告に「Best」や「No.1」を明記することができないとか、そういう制約もまたもしかしたら彼らのアイデアの源流になってるんじゃないかと妙に勘ぐったりして。
正直、日本なんだから日本古来の芸術手法は大事にするべき、という考え方も、行き過ぎると明らかに視野を狭くする要因になるのは間違いないんだけど、こういう本を見ると、例えば横文字ひとつを使うにしても、かな文字とか、漢字とか、もう少し自分たちのアイデンティティを誇ろうよ、という気になっちゃったりするのも事実。
この本、東京・代官山の洋書店 Hacknet で購入したんだけど、今売り切れになってますね。まあ、他にも売ってるところはあると思うので、気になる方は探してみてください。
残念ながら ISBN は不明。
Hacknet
追記(04.18.2009)
ISBN が不明と書いたんだけど、そもそもその物を見ればよかったわけで、ちゃんと明記されてました。978-988-18078-1-6